愛犬に手作りごはんを始めたい人へ

わんこごはんについて

こんにちは!
愛犬への手作りのごはん。飼い主としての愛情表現のひとつじゃないかな~と思います。

手作りごはんを選択する理由は人それぞれあるかと思いますが、最初の動機はシンプルに、「大好きな愛犬のために、手作りのごはんを作ってあげたい!」ではないでしょうか。
大好きな愛犬が自分の作ったごはんを喜んで食べてくれたら、幸せでですよね☘


最近のドッグフードは良質でバランスの取れたものも多いので、普段の食事をすべて手作り食に切り替えるのではなく、ゆっくりと知識をつけながら、まずスタートは特別な日に作ってみる!からはじめてみるのもよいのかな~と個人的には思います。わたしも手作りごはんのスタートは特別な日からでした。
自分が無理をしても仕方ないし、間違った知識で手作りごはんを始めてしまうと、大切な家族である愛犬の健康を損ねてしまうことになるので、自分のライフスタイルに合った形で楽しい手作りごはんをスタートしてみてください。

犬の5大栄養素について

犬の健康を維持するためには、バランスの取れた食事が欠かせません。犬が必要とする栄養素は多岐にわたりますが、その中でも重要なのは次の5大栄養素です。

1. たんぱく質: たんぱく質は筋肉の構築や修復に不可欠であり、犬にとって重要なエネルギー源でもあります。主に動物性のたんぱく質が適しており、鶏肉、牛肉、魚などです。

2. 脂質: 脂質はエネルギー源としてのみならず、健康な皮膚や被毛の維持にも寄与します。適切な脂質摂取は、犬の免疫機能を向上させる助けにもなります。サーモンや亜麻仁油などのオメガ-3脂肪酸が含まれた食材がおすすめです。

3. 炭水化物: 炭水化物はエネルギーの主要な供給源であり、穀物や野菜から摂取されます。消化しやすく、適度な繊維も含まれている食材を選ぶことが大切です。玄米やサツマイモは良い炭水化物源となります。

4. ビタミン: ビタミンは犬の健康維持に欠かせない栄養素で、様々な生理機能に影響を与えます。特にビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどは視力や骨の発育、抗酸化作用に重要です。野菜や果物から自然な形で摂取できます。

5. ミネラル: ミネラルは骨の発育や神経伝達に関与し、体内のバランスを維持します。カルシウム、リン、鉄、亜鉛などが代表的なミネラルで、肉や魚、野菜など様々な食材から摂取されます。特に成長期の子犬や老犬はミネラルのバランスに注意が必要です。

これら5大栄養素をバランスよく取り入れた食事が、犬の健康状態を維持し、活発な生活を支えます。

手作りごはんのメリット・デメリット

手作りごはんを作るうえでは、メリットもデメリットもあります。どんなメリット・デメリットがあるか簡単にご紹介します。

メリット:

  1. 栄養バランスの調整が可能: 手作りごはんでは、個々のニーズや体格、年齢に合わせて栄養バランスを調整できます。特定の食材を増減することで、健康維持や特定の健康問題への対応が可能です。
  2. 添加物の不使用: 新鮮で自然な材料を使用することで、愛犬の健康促進に寄与します。
  3. 食欲刺激と絆の深化: 手作りごはんは香りや味が強調され、愛犬の食欲を刺激します。もちろん調味料などを使うのはNGです。
    また、手作りの食事は飼い主との絆を深め、食事タイムが楽しいコミュニケーションの場となります。

デメリット:

  1. 栄養バランスの調整が難しい: 手作りごはんでは栄養摂取のバランスを調整することが求められますが、これが誤ると栄養不足や過剰摂取のリスクが生じる可能性があります。
  2. 手間と時間がかかる: 手作りごはんは調理に手間と時間がかかります。
  3. 食材の変動が限定的: 市販のドッグフードに比べ、手作りごはんは食材の変動が限定的であることがあります。季節や地域による影響を受けやすく、一定の栄養バリエーションを確保するためには工夫が必要です。


愛犬の楽しい食事の時間。一緒に過ごして絆を深めたいと思うからこそ、必要な栄養素やバランスを知る事は大事だと思います。
愛犬の体重、年齢、健康状態に合わせて食事を組み立てると良いので、わからないことがあったらかかりつけの獣医さんに相談してみてください◎