エネルギー要求量と食事の量について

わんこごはんについて

こんにちは!
犬を飼っている飼い主にとって、愛犬の健康維持は最優先事項の一つですよね。そのためには、適正な食事管理が欠かせません。体格や年齢、健康状態などによって変化するし、難しいですよね。
私も先住犬がハイシニアになった時や病気になった時は、よく獣医さんに相談していました。
獣医さんなどに相談すれば、
安静時のエネルギー要求量(RER)×係数(年齢などの状態により設定された数値)
=1日あたりのエネルギー要求量(DER)

をおしえてくれます。要は1日に必要な目安となるkcalを教えてくれます。
今はネットでも計算してくれるサイトとかもあるので、まずはご自身の愛犬のライフステージなど、必要な情報を事前に確認してからしらべてみましょう。

エネルギー要求量を知るためのポイント

  1. 体重: 犬の体重はDERの計算において基本的な要素です。大型犬種と小型犬種では基礎代謝率が異なり、それに応じて必要なエネルギー量も変わります。
  2. 年齢: 幼い子犬や高齢の犬は、成犬と比べてエネルギー要件が異なります。成長期や老化に伴う変化に合わせてDERを調整することが重要です。
  3. 活動レベル: 犬の活動量はDERに大きな影響を与えます。アクティブで運動好きな犬は、エネルギー要件が高くなります。逆に、運動が少ない犬は低いエネルギー要件で済むことがあります。
  4. 健康状態: 犬の健康状態もDERの計算に影響を与えます。病気や特定の健康問題がある場合は、それに合わせた栄養管理が必要です。
  5. 去勢、避妊:去勢済みか避妊済みかによっても要件が異なるので、調べてもらう時にはしっかり伝えましょう。

食事の量について

愛犬の1日のエネルギー要求量がわかったら、あとは今与えているフードのパッケージに記載されているカロリーを基に、食事量を確認・把握しましょう。ただしあくまで目安なので、犬の体調や活動量に合わせて調整が必要です。また手作りフードを作る場合は、必要なカロリーを計算し、バランスの取れた食事を作るように心がけましょう。
犬の胃の大きさは犬の頭のハチの大きさとだいたい同じくらいだと言われています。(ハチはだいたい耳の付け根あたりから上の部分です)
1回のエネルギー要求量から今のフードの1日の必要量がわかったら、胃の大きさも考慮して1日の食事の回数を決めてあげてください。

1. 食事の回数

  • 子犬期: 子犬は成長期にあり、多くのエネルギーが必要です。通常は1日3回~4回、多ければ5回に分けての食事が適しています。この頻度で栄養を摂り、安定した成長を促進しましょう。
  • 成犬期: 成犬になると、1日2回~3回の食事が一般的です。均等に分け、過食を防ぎながら十分な栄養を提供します。
  • 高齢犬: 高齢になると消化が鈍くなることがあります。食事回数を増やして、胃腸に負担をかけずに必要な栄養を摂るよう心がけましょう。1日3回に分けても良い場合もあります。

2. 1回の食事量

  • 体重とサイズに合わせる: 犬の体重に応じて1回の食事量を調整しましょう。体重の増減はこまめにチェックして、食事の量を調整しましょう。
  • 活動量とライフスタイル: 犬の活動量に合わせて1回の食事量を調整します。アクティブな犬はエネルギーが必要ですが、運動が少ない場合は調整が必要です。
  • ドッグフードの指示に従う: ドッグフードには通常、犬のサイズや年齢に応じた栄養情報が記載されています。これを基に、1回の食事量を把握しましょう。ただし、これはあくまで目安であり、犬の個体差に合わせて柔軟に調整することが必要です。

いかがでしたでしょうか。参考になれば嬉しいです!
もし今後食事の量や内容を変更する場合は、突然変更すると犬の胃腸に負担をかける可能性があります。新しい食事に移行する際は、徐々に混ぜながら適応させ、様子を見ながら変更を進めましょう。